インビザラインでは抜歯をするの?抜歯のメリット・デメリットも
こんにちは。平塚市真田、小田急小田原線「東海大学前駅」より徒歩13分にある歯医者「湘南パーク歯科・矯正クリニック」です。
インビザライン矯正を検討している方のなかには「抜歯が必要になるのだろうか?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
矯正治療では、すべての患者さんが抜歯を行うわけではなく、歯並びや噛み合わせ、顎の大きさ、口元の状態などを総合的に診査したうえで治療方針が決まります。そのため「インビザラインだから抜歯をする」「インビザラインなら抜歯をしなくてよい」と一概にはいえません。
本記事では、インビザライン矯正で抜歯が必要となるケースと不要なケース、抜歯をして治療を進めるメリット・デメリットについてわかりやすく解説します。治療を検討する際の参考として、ぜひ最後までご覧ください。
インビザラインとは

インビザラインとは、透明なマウスピースを使って歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。
従来のワイヤー矯正とは異なり、装置が目立ちにくいため、見た目を気にせずに治療を進めることができます。食事や歯磨きのときには取り外すことができるので、日常生活におけるストレスが少ないのも特徴です。
また、インビザラインでは、治療前に3Dシミュレーションを行い、歯の動きを視覚的に確認できるため安心感があります。
一方で、適応できる症例には限りがあり、すべての歯並びに対応できるわけではありません。特に、大きな歯の移動や複雑な噛み合わせの問題がある場合などは、インビザライン単独での治療が難しいこともあります。そのため、歯科医師による正確な診断が重要となります。
インビザライン矯正で抜歯が必要になるケース

ここでは、具体的にどのようなケースで抜歯が検討されるのかを見ていきましょう。
歯を並べるスペースが不足している場合
歯並びを整えるためには、歯がきちんと並ぶためのスペースが必要です。
しかし、顎の大きさに対して歯が大きい場合はスペースが足りず、歯が重なったり、ねじれたりすることがあります。また、スペースが不足したまま歯を並べると、歯列が前方へ広がり、口元の印象が変化する可能性があります。
そのため、歯を適切な位置へ移動させるためのスペースを確保する目的で、抜歯をすることがあります。
前歯が大きく突出しているケース
前歯が前方へ大きく突出している場合も、抜歯を検討することがあります。前歯を後方へ移動させるには一定のスペースが必要です。スペースが不足した状態で歯を動かそうとすると、十分な改善が得られなかったり、口元の突出感が残ったりすることがあります。
抜歯によって得られたスペースを利用することで、前歯を計画的に後方へ移動しやすくなり、噛み合わせとの調和も図りやすくなります。
重度の叢生
叢生とは、歯が重なったり、でこぼこに並んだりしている歯並びのことです。重度の叢生では、歯が並ぶスペースが大きく不足しているため、そのままでは歯をきれいに並べることが難しい場合があります。
十分なスペースがない状態で歯を動かすと、歯列が外側へ広がり、噛み合わせや口元のバランスに影響が及ぶこともあります。そのため、必要に応じて抜歯し、歯を動かすためのスペースを確保することがあります。
確保したスペースを利用することで、歯を無理なく移動させやすくなり、歯並びや噛み合わせを整えやすくなります。
インビザライン矯正で抜歯が不要なケース

すべてのインビザライン治療で抜歯が必要なわけではありません。ここでは、抜歯をしなくても矯正が可能なケースについて解説していきます。
歯と歯の間にスペースがあるケース
歯と歯の間にすき間がある場合は、そのスペースを活用して歯を動かせるため、抜歯を行わずに治療できることがあります。
例えば、前歯や奥歯の間に適度なすき間があれば、その空間を利用して歯並びを整えることが可能です。歯を移動させながらすき間を閉じていくことで、歯列全体のバランスを整えていきます。
ただし、すき間が生じた原因によっては注意が必要です。歯周病によって歯が移動している場合や、舌で前歯を押す癖などが影響している場合は、それらへの対応もあわせて行うことが大切です。
軽度の叢生
歯の重なりやねじれが軽い場合は、歯を並べるために広いスペースを確保する必要がない場合があります。歯の移動や歯列の調整によってスペースを確保できれば、抜歯を行わずに歯並びを整えられる可能性があるのです。
歯を後方に移動できるケース
奥歯を後方へ移動できる場合は、そのスペースを活用して前歯を並べられることがあります。そのため、症例によっては抜歯を行わずに歯並びを整えられる可能性があるのです。
ただし、この方法を選べるかどうかは、親知らずの有無や顎の骨の状態などを確認したうえで判断します。
歯と歯の間を削ることでスペースを確保できるケース
歯を削ってスペースを確保する方法は、IPRと呼ばれています。この処置では、歯の表面のエナメル質をごくわずかに調整し、歯と歯の間に必要なスペースをつくります。削る量は限られており、治療計画に基づいて慎重に行われます。
軽度の歯並びの乱れでは、この方法によって抜歯を行わずに歯を並べられる場合があります。
インビザライン矯正で抜歯をするメリット

抜歯をともなう治療は体への負担も大きく、なるべく避けたいと思う方も多いでしょう。
しかし、適切な診断のもとで行われる抜歯には、見た目と機能の両面において多くのメリットがあります。ここでは、インビザラインで抜歯をするメリットを解説します。
歯並びや噛み合わせを整えやすくなる
歯を並べるスペースが不足している場合は、抜歯によって歯を動かすためのスペースを確保できます。十分なスペースができることで、重なっている歯やねじれている歯を適切な位置へ移動させやすくなり、歯並びだけでなく噛み合わせも整えやすくなります。
矯正後の後戻りを防ぎやすくなる
歯を並べるためのスペースが不足している状態で無理に歯列を整えると、治療後の安定性に影響することがあります。抜歯によって必要なスペースを確保できる場合は、歯を適切な位置へ移動しやすくなり、歯列の安定につながることがあります。
ただし、後戻りは抜歯の有無だけで決まるものではありません。治療後は保定装置を適切に使用し、定期的に検診を受けることが大切です。
横顔のバランスを整えやすくなる
前歯が前方に大きく出ている場合は、抜歯によってできたスペースを利用して前歯をうしろへ移動させることがあります。前歯が後方へ移動すると、口元の突出感が軽減し、横顔の印象が変わる場合があります。
インビザライン矯正で抜歯をするデメリット

一方で、インビザライン矯正で抜歯を行うことには、いくつかのデメリットも存在します。以下で詳しく解説します。
痛みや腫れが生じることがある
抜歯後は傷口が治るまでの間、痛みや腫れが出ることがあります。症状の程度には個人差がありますが、多くは時間の経過とともに落ち着いていきます。痛みが強い場合には処方された痛み止めを服用し、歯科医師の指示どおりに過ごすことが大切です。
健康な歯を抜く必要がある
インビザライン矯正のために行う抜歯の多くは、虫歯や歯周病が原因ではなく、矯正のスペースを確保するために行われます。そのため、見た目には問題のない健康な歯を抜く必要があり、心理的な抵抗を感じる方も少なくありません。
また、一度抜いた歯は元に戻せないため、慎重な判断が求められます。
治療期間が長くなる可能性がある
抜歯を伴う矯正治療では、抜歯によってできたすき間に向かって周囲の歯を少しずつ移動させます。この工程が加わるため、抜歯を行わない場合に比べて治療期間が長くなるケースもあるのです。
まとめ

インビザライン矯正で抜歯が必要になるかどうかは、歯並びだけでなく、噛み合わせや顎の大きさ、口元のバランスなどを総合的に確認したうえで判断します。
歯を並べるためのスペースが不足している場合は抜歯を選択することがありますが、歯を動かせるスペースを確保できる場合には、抜歯を行わずに治療できるケースもあります。また、抜歯には歯並びや噛み合わせを整えやすくなるというメリットがあります。
一方で、健康な歯を抜く必要があることや、治療期間が長くなる可能性がある点も理解しておくことが大切です。抜歯の必要性が気になる方は、歯科医師に相談しましょう。
インビザラインを検討されている方は、平塚市真田、小田急小田原線「東海大学前駅」より徒歩13分にある歯医者「湘南パーク歯科・矯正クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、「患者さんファースト」の姿勢で、虫歯・歯周病治療だけでなく、インプラント治療や矯正治療などさまざまな診療にあたっています。当院のホームページはこちら、ネット予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

■この記事の監修者
上明戸 健史
経歴
- 神奈川県藤沢市出身
- 日本大学松戸歯学部 卒業
- 日本大学松戸歯学部附属病院 勤務
- 医療法人社団大伸会 三国歯科医院 勤務
- たんぽぽ歯科医院 勤務
- 上明戸歯科医院 非常勤
- 戸越銀座通り歯科 勤務
- 2018年9月 湘南パーク歯科・矯正クリニック 開業
修了研修・学会等
- インビザラインドクター認定医
- 日本小児歯科学会
- IDIA(国際インプラント学会)認定医・専門医
- 日本睡眠歯科学会
- 臨床歯科麻酔管理指導医

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