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歯のコラム

入れ歯の種類と選ぶときに重視するポイント!入れ歯以外の選択肢も紹介


入れ歯を持つ歯科医師の手元

こんにちは。平塚市真田、小田急小田原線「東海大学前駅」より徒歩13分にある歯医者「湘南パーク歯科・矯正クリニック」です。

歯を失ったとき、そのままにしていると思わぬトラブルにつながるおそれがあります。そのため、補うための補綴(ほてつ)治療が必要になります。その選択肢の1つが、入れ歯です。

一口に入れ歯といっても、その種類は様々です。部分入れ歯や総入れ歯、保険診療のものから自由診療のものまで、たくさんの選択肢があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、よく理解したうえでご自身に合ったものを選ぶことが大切です。

この記事では、入れ歯の種類や選ぶときに重視したいポイントについて解説します。入れ歯を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

入れ歯とは

歯を失った人が入れ歯を使用する様子

入れ歯とは、失った歯の機能や見た目を補うために装着する人工歯のことです。入れ歯には、部分的に歯を補う部分入れ歯とすべての歯を補う総入れ歯があります。どちらも専用の床(しょう)という土台に人工歯が取り付けられ、口腔内にフィットするように作られます。

近年では、見た目がより自然で快適に使える入れ歯が開発されています。違和感が少なく、食事や会話のストレスも軽減できるよう設計されたものもあり、選択の幅が広がっています。

総入れ歯

総入れ歯とは、上顎もしくは下顎のどちらかすべての歯を失った場合に使用する入れ歯です。人工歯と人工歯ぐきで構成されており、噛む・話すなどの機能を補う役割を果たします。以前は外れやすい、噛みにくいといったイメージが強くありましたが、近年は素材や設計の進歩により、装着感や安定性が大きく向上しています。

部分入れ歯

部分入れ歯は、歯が一部だけ失われている場合に使用されるタイプの入れ歯です。残っている歯に、クラスプと呼ばれる金属製のバネを引っかけて固定します。

ただし、見た目がやや目立つ、バネをかける歯に負担がかかるといったデメリットもあります。

入れ歯の種類

様々なタイプの入れ歯の見本

入れ歯には、保険診療のものと自由診療のものがあります。また、自由診療には複数の選択肢があります。それぞれに特徴や装着感が異なるため、ご自身に合ったものを選ぶことが大切です。

保険診療の入れ歯(レジン床義歯)

保険診療では、主にレジン床義歯が使用されます。レジン床義歯とは、床の部分がレジンと呼ばれるプラスチック素材でできている入れ歯のことです。

レジン床義歯は強度を保つために厚みが必要で、口の中で大きく感じやすいという特徴があります。そのため、装着直後などには異物感や発音のしにくさを覚えることがあります。熱が伝わりにくいため、食べ物の温度がわかりにくいと感じる方もいます。また、レジンは経年劣化しやすく、数年ごとに作り直しや修理が必要になることもあります。

ただし、保険が適用されるため費用負担が少なく、初めて入れ歯を使用する方にとっては試しやすい選択肢だといえるでしょう。

自由診療の入れ歯

自由診療の入れ歯では保険診療のような制限を受けないため、見た目や装着感にこだわることができます。費用は高額になりますが、その分、複数の選択肢の中からご自身に合うものを選ぶことができます。

自由診療の入れ歯には、以下のような選択肢があります。

金属床義歯

金属床義歯は、入れ歯の土台部分の床に金属を使用した入れ歯です。強度と薄さを両立できるのが大きな特徴です。保険診療のレジン床義歯よりも薄く仕上げることができるため、口の中での違和感が少なく快適に装着できます。

また、熱も伝わりやすいため、食べ物の温かさや冷たさを感じやすく、食事の楽しみを損なわないというメリットもあります。ただし、金属アレルギーを引き起こす可能性がある点については注意が必要です。

ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャーは、金属のバネ(クラスプ)を使用しない部分入れ歯のことです。バネの代わりに特殊な樹脂素材を使用して、歯ぐきにぴったりとフィットさせます。見た目が自然で装着していることがほとんどわからないのが特徴です。

また、柔軟性があるためフィット感も高く、異物感が少ないというメリットもあります。金属を使用しないため、金属アレルギーの心配もありません。

シリコン義歯

シリコン義歯は、床に柔らかいシリコン素材を使用した入れ歯です。歯ぐきに当たる部分がクッションのような役割を果たすため、装着時の違和感や痛みを軽減しやすいのが特徴です。シリコンは衝撃を吸収する性質があり、噛む力を優しく分散させるため、圧迫による痛みや傷ができにくくなります。

ただし、シリコン素材は経年劣化しやすく、定期的なメンテナンスや交換が必要です。

マグネットデンチャー

マグネットデンチャーは、残っている歯根やインプラントに特殊な磁石を組み合わせて固定する入れ歯です。磁石の力で安定するため入れ歯がズレにくく、話したり食べたりする際の不安を軽減できます。また、バネを使わない設計が可能なため、見た目が自然で、装着のストレスも少なくなります。

入れ歯の種類選びで重視するポイント

入れ歯の種類選びで重視するポイントを伝える指先

入れ歯を選ぶ際には、費用だけではなく、見た目やフィット感、メンテナンスのしやすさなども考慮することが大切です。ここでは、自分に合った入れ歯を探す際に確認しておきたいポイントについて、詳しく見ていきましょう。

見た目

前歯などの人目にふれやすい部分に入れ歯を装着する場合は、見た目も重要です。保険診療の入れ歯はレジンの人工歯と金属のバネが基本で、やや目立ちやすい傾向があります。

一方、自由診療であれば自然な色合いの人工歯を選ぶことができ、金属バネのないノンクラスプデンチャーなら見た目も自然に仕上がります。自分の歯の色や形、顔のバランスに合ったものを選ぶことで自信を持って笑えるようになるでしょう。

フィット感

日常生活の中で快適に過ごすためには、入れ歯の装着感も非常に重要です。使用する素材や構造によって装着感は異なります。また、発音や咀嚼のしやすさにも、フィット感は深く関係しています。入れ歯の裏側がしっかり吸着しないと発音が不明瞭になったり、食事中にずれたりすることがあります。

しっかり噛めることは、食事の楽しみを維持するうえで欠かせません。入れ歯を装着したままでも自然な会話や食事ができることは、生活の質を大きく左右するポイントです。

メンテナンスのしやすさ

入れ歯を長く衛生的に使うには、毎日のお手入れが欠かせません。入れ歯の種類によって、メンテナンスが簡単なものもあれば、やや手間のかかるものもあります。日々のお手入れが無理なく続けられるかどうかを考慮して、ご自身のライフスタイルに合った入れ歯を選択することが大切です。

金属アレルギーなどの健康面

金属を含む入れ歯を長期間使用していると、金属アレルギーの症状が現れることがあります。アレルギー体質の方は、ノンクラスプデンチャーやシリコン義歯など、金属を使用しない入れ歯を検討すると良いでしょう。

不安な方は、事前にパッチテストを行うのも一つの手です。ご自身の体質に合った素材を選ぶことで、入れ歯を長く快適に使えるようになります。

費用

入れ歯を作るにあたって、費用は多くの方が気になるポイントの1つでしょう。保険診療の入れ歯であれば数千円~1万円前後で作れますが、自由診療の入れ歯は数十万円かかることもあります。

ただし、初期費用だけに注目するのではなく、お手入れのしやすさや将来の修理費用なども考慮し、長期的な視点で入れ歯を選ぶことが大切です。歯科医院によっては分割払いやデンタルローンに対応している場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

歯を失ったときの入れ歯以外の選択肢

ブリッジ治療について模型で説明する歯科医師

失った歯を補う補綴治療には、入れ歯以外にもブリッジやインプラントといった選択肢もあります。ここでは、それぞれの特徴について解説します。

ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両隣にある健康な歯を削って支台とし、その上から人工歯を橋渡しのように装着する方法です。固定式のため装着感が自然で、噛む力も安定しやすいという特徴があります。

ただし、支えとなる健康な歯を削る必要があり、将来的にその歯に負担がかかることがあります。また、欠損部分が大きい場合や支台歯が弱い場合には適応できないことがあります。

インプラント

インプラントは、人工歯根を顎骨に埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。固定式のため非常に安定しており、噛む力も天然歯に近くなります。ブリッジのように隣の歯を削る必要がなく、健康な歯を守れる点も魅力です。

ただし、手術が必要で、他の治療法と比べて高額になる傾向があります。また、骨の量や質によっては適応できない場合もあります。

まとめ

入れ歯を使用して仲良く食事をする高齢夫婦

入れ歯は、大きく保険診療と自由診療の2つに分けられます。保険診療の入れ歯は費用を抑えられる一方で、装着感や見た目にやや制限があります。自由診療の入れ歯は、より自然な見た目や装着感を追求できる反面、費用が高くなります。

また、入れ歯以外にもブリッジやインプラントといった選択肢もあります。それぞれ治療内容や適応条件、費用などが異なるため、歯科医師と相談しながら、自分に合った治療法を選びましょう。

入れ歯治療を検討されている方は、平塚市真田、小田急小田原線「東海大学前駅」より徒歩13分にある歯医者「湘南パーク歯科・矯正クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、「患者さんファースト」の姿勢で、虫歯・歯周病治療だけでなく、インプラント治療や矯正治療などさまざまな診療にあたっています。当院のホームページはこちらネット予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

上明戸 健史

■この記事の監修者

上明戸 健史

経歴
  • 神奈川県藤沢市出身
  • 日本大学松戸歯学部 卒業
  • 日本大学松戸歯学部附属病院 勤務
  • 医療法人社団大伸会 三国歯科医院 勤務
  • たんぽぽ歯科医院 勤務
  • 上明戸歯科医院 非常勤
  • 戸越銀座通り歯科 勤務
  • 2018年9月 湘南パーク歯科・矯正クリニック 開業
修了研修・学会等
  • インビザラインドクター認定医
  • 日本小児歯科学会
  • IDIA(国際インプラント学会)認定医・専門医
  • 日本睡眠歯科学会
  • 臨床歯科麻酔管理指導医

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