出っ歯を矯正する方法と治療期間、費用!放置するリスクも
こんにちは。平塚市真田、小田急小田原線「東海大学前駅」より徒歩13分にある歯医者「湘南パーク歯科・矯正クリニック」です。
出っ歯は、日本人に比較的多い歯並びのひとつであり、見た目だけでなく口腔機能や健康にも影響を及ぼすことがあります。特に人と接する機会の多い現代社会においては、口元の印象が気になり、矯正を考える方が増えています。
しかし「どんな治療法があるのか?」「費用はどれくらいかかるのか?」と、さまざまな不安や疑問を抱える方も多いでしょう。
今回は、出っ歯の矯正方法や放置した場合に起こりうるリスク、治療に必要な期間や費用を解説します。出っ歯の矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
出っ歯とは

出っ歯とは、正式には上顎前突と呼ばれる歯並びの不正のひとつです。上の前歯が下の前歯より著しく前方に突き出している状態、あるいは上顎そのものが下顎よりも過度に前に出ている状態を指します。外見的に目立つだけでなく、噛み合わせや発音、さらには顎関節への負担にも関係する噛み合わせの異常です。
出っ歯には大きく分けて2種類のタイプがあります。ひとつは歯槽性上顎前突と呼ばれるもので、歯の生える角度や位置によって起こる出っ歯です。もうひとつは骨格性上顎前突で、上顎の骨が前に出ていたり、下顎が小さかったりすることで起こります。
出っ歯になる原因

出っ歯はさまざまな要因が重なり合っているとされており、大きく分けて先天的なものと後天的なものがあります。
先天的な要因
先天的な要因とは、生まれつきの骨格や歯の生え方など、遺伝に関係するものです。顎の骨が小さくて歯が前方に押し出されやすい場合や、上顎が大きくて下顎が小さいケースが挙げられます。
出っ歯そのものが遺伝するわけではありませんが、親が上記のような骨格である場合、子どもも同じような骨格になり、結果として出っ歯になる可能性があります。
後天的な要因
後天的な要因として代表的なのは、幼少期の癖や生活習慣です。例えば、指しゃぶりや舌で前歯を押す癖、口呼吸などは、歯や顎の正常な発育を妨げ、出っ歯を引き起こす原因になります。
また、舌の位置や使い方が正しくないと、上の前歯が押し出されるように動き、噛み合わせのバランスが崩れやすくなります。そのほか、やわらかいものばかり食べる習慣が続くと、顎の筋肉や骨が十分に発達せず、歯並びに悪影響を与える場合があります。
出っ歯をそのままにするリスク

出っ歯は見た目の問題にとどまらず、身体全体の健康や日常生活にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。以下では、出っ歯をそのままにすることで生じるリスクについて解説します。
見た目にコンプレックスを抱く
出っ歯は見た目の印象に大きく影響する歯並びのひとつです。人前で笑うことに抵抗を感じたり、自信を失ったりするなど、心理的な負担が生じることがあります。特に思春期や社会人になってからは、対人関係や仕事に対する意欲にも影響を与える可能性があります。
顎関節に負担がかかる
上下の歯の噛み合わせが正しくないと、顎の関節や周囲の筋肉に余計な負担がかかります。この状態が長く続くと、顎関節症を引き起こす可能性があります。
顎関節症は、口を開けるとカクカクと音がする、顎が痛む、口が開けづらいといった症状が現れる病気です。食事や会話に支障をきたすこともあり、生活の質を大きく損なうことがあります。
虫歯や歯周病のリスクが高まる
上の前歯が前に出ていると口を閉じにくくなり、口の中が乾燥しやすくなります。唾液には細菌の繁殖を抑える働きがありますが、口の中が乾燥するとその効果が発揮されにくくなります。
その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があるのです。前歯の突出だけでなく上下の歯がうまく噛み合っていない場合、一部の歯に負担が集中し、歯周病の悪化を招くこともあります。
胃腸に負担がかかる
出っ歯の状態では、食べ物をしっかりと噛み切ることが難しくなりやすいです。咀嚼が不十分なまま飲み込むと、胃や腸に負担がかかり、消化不良や胃もたれといった症状が起こりやすくなります。
また、慢性的に消化器官に負担がかかった状態が続くと、胃腸の調子が悪くなったり、栄養の吸収が十分に行われなったりするおそれもあります。
出っ歯の矯正方法

ここでは、出っ歯の矯正方法について解説します。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな装置を接着し、そこにワイヤーを通して歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。古くからおこなわれている治療法で、出っ歯を含め、幅広い症例に対応できます。
ただし、固定式のため、装置の周りに汚れがたまりやすいというデメリットがあります。口を開けたときに装置が見えやすく、人に気づかれるのを気にする方も少なくありません。
歯の裏側に装置を取り付ける裏側矯正を選択すると、目立ちにくくなりますが、費用が高額になる傾向にあります。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを使って、歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。装着していてもほとんど気づかれないことから、矯正中の口元の見た目が気になる方によく選ばれています。
また、マウスピースは自分で取り外せるため、食事や歯磨きも普段どおりにでき、生活に大きな支障をきたしにくいのも魅力です。
ただし、すべての症例に対応できるわけではなく、歯並びのずれが大きい場合や、複雑な調整が必要な場合は、ワイヤー矯正が適していることもあります。ご自身の歯並びに適しているかどうか、歯科医院で検査を受けて見極めてもらうことが大切です。
外科的矯正
骨格的な問題が大きい場合や、矯正単独では対応しきれない重度の出っ歯に対しては、歯科矯正と外科手術を組み合わせた治療が行われることがあります。上顎の骨を後方に移動させる手術や、上下の顎の位置を調整する手術などがあります。
手術は全身麻酔下で行われるため、入院が必要です。手術前後には、ワイヤーやマウスピースを使用して矯正治療を行い、歯の位置を調整します。
出っ歯の矯正にかかる期間

出っ歯の矯正にかかる期間は、症状の程度や選ぶ治療法によって異なります。軽度の前歯のみの矯正であれば半年〜1年程度で終わることもありますが、歯が大きく突出している、あるいは歯が大きく乱れている重度のケースでは2〜3年ほどかかることもあります。
また、歯を移動させる期間が終わったあとも、後戻りを防ぐためにリテーナー(保定装置)を装着する期間が必要です。リテーナーの装着は、歯を動かすのにかかった期間と同程度、もしくはさらに長期間装着することが望ましいとされています。
歯の動くスピードは年齢や体質によっても変わるため、担当の歯科医師に相談しながら自分に合ったスケジュールを立てることが大切です。
出っ歯の矯正にかかる費用

出っ歯の矯正にかかる費用は、矯正方法や歯科医院によって大きく異なります。一般的な目安として、表側矯正で60万〜120万円程度、裏側矯正で80万〜150万円程度かかります。マウスピース矯正の場合、前歯のみの部分矯正であれば30万〜60万円程度、噛み合わせを含めた全体矯正だと70万〜120万円程度が目安です。
顎変形症と診断された場合など、条件を満たして外科的矯正を受ける場合は、保険が適用されます。3割負担で40〜60万円程度となることが多いです。
また、矯正費用には検査料や調整料、保定装置費用などが別途かかるケースも多く、トータルの金額は確認が必要です。
まとめ

出っ歯は見た目の問題だけでなく、噛み合わせや発音、顎関節への負担など、さまざまなリスクを伴う歯並びの不正です。原因には、遺伝的要素だけでなく、指しゃぶりや口呼吸などの生活習慣も関係しており、放置することで噛み合わせの悪化や歯の摩耗などのトラブルにつながる可能性があります。
矯正には、ワイヤー矯正やマウスピース矯正があり、症状の程度やライフスタイルに合わせて選択する必要があります。ご自身に合った治療を選ぶために、治療を考えている方はまずは歯科医院で相談しましょう。
出っ歯の矯正を検討されている方は、平塚市真田、小田急小田原線「東海大学前駅」より徒歩13分にある歯医者「湘南パーク歯科・矯正クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、「患者さんファースト」の姿勢で、虫歯・歯周病治療だけでなく、インプラント治療や矯正治療などさまざまな診療にあたっています。当院のホームページはこちら、ネット予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

■この記事の監修者
上明戸 健史
経歴
- 神奈川県藤沢市出身
- 日本大学松戸歯学部 卒業
- 日本大学松戸歯学部附属病院 勤務
- 医療法人社団大伸会 三国歯科医院 勤務
- たんぽぽ歯科医院 勤務
- 上明戸歯科医院 非常勤
- 戸越銀座通り歯科 勤務
- 2018年9月 湘南パーク歯科・矯正クリニック 開業
修了研修・学会等
- インビザラインドクター認定医
- 日本小児歯科学会
- IDIA(国際インプラント学会)認定医・専門医
- 日本睡眠歯科学会
- 臨床歯科麻酔管理指導医

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