子どもでも歯周病になるの?種類や予防法を解説
こんにちは。平塚市真田、小田急小田原線「東海大学前駅」より徒歩13分にある歯医者「湘南パーク歯科・矯正クリニック」です。
歯周病と聞くと、大人がかかる病気というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。たしかに、歯周病は加齢や生活習慣の影響を受けやすく、40代以降に発症するケースが多く見られます。
しかし、実際には子どもにも発症することがある疾患です。初期段階では自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行していることも少なくありません。
この記事では、子どもの歯周病の種類や原因、予防法について解説していきます。ぜひ参考にしてください。
歯周病とは

歯周病は、歯と歯ぐきの間にたまった細菌が増殖して炎症を引き起こし、歯を支える組織にダメージを与えていく病気です。最初は歯ぐきの腫れや出血といった軽い症状から始まりますが、進行すると歯を支える骨が溶け、最終的には歯がぐらついて抜けることもあります。
大人の病気というイメージがあるかもしれませんが、実は子どもにも発症することがあり、特に歯ぐきが赤くなったり、歯みがきのときに出血が見られたりする場合には注意が必要です。
早い段階で発見して適切に対処できれば、進行を防ぐことが可能です。歯周病を正しく理解し、日々のケアを丁寧に行うことが大切です。
子どもでも歯周病になる?

歯周病と聞くと、高齢の方に多い病気というイメージがあるかもしれません。たしかに、年齢を重ねると歯ぐきや歯を支える骨が弱くなりやすく、歯周病のリスクは高くなるといえます。
しかし、実際には子どもでも歯周病になる可能性があります。子どもにとっても、決して無関係な病気ではありません。
子どもの歯周病の種類
子どもに見られる歯周病には、いくつかの種類があります。
不潔性歯肉炎
不潔性歯肉炎は、子どもにもっとも多くみられる歯肉炎のひとつで、磨き残しによる歯垢(プラーク)が原因で歯ぐきに炎症が起こるものです。特に、歯と歯の間や奥歯の周辺など、磨きにくい部分に歯垢がたまっていると、歯ぐきが赤く腫れたり、ブラッシング時に出血したりすることがあります。
このタイプの歯肉炎は、丁寧な歯磨きを毎日続けることで改善が期待できます。歯みがきの仕方を見直し、歯と歯ぐきの境目を意識して清掃することが大切です。また、フロスを使うことで歯と歯の間の汚れも取り除きやすくなります。
萌出性歯肉炎
萌出性歯肉炎(ほうしゅつせいしにくえん)は、歯が生えてくるときにそのまわりの歯ぐきが一時的に腫れる状態です。奥歯が生える時期や、親知らずが顔を出すタイミングによく見られます。
歯が完全に生えていないため、まわりに食べかすや細菌がたまりやすく、それによって歯ぐきが赤く腫れたり、触ると痛みが出たりすることにつながるとされています。基本的には一時的な反応で、歯がきちんと生えそろえば自然に落ち着くことが多いです。
ただし、痛みが強かったり、腫れが長引いたりする場合には、歯科医院でのケアが必要になることもあります。
思春期性歯肉炎
思春期性歯肉炎は、主に中学生から高校生くらいの年齢の子どもに見られる歯肉炎の一種です。この時期はホルモンバランスが大きく変化しやすく、特に女性ホルモンの影響で歯ぐきが腫れやすくなることがあります。
このタイプの歯肉炎も歯垢が原因であることに変わりはありませんが、ホルモンの影響によって症状が強く出やすくなるのが特徴です。
若年性歯周炎
若年性歯周炎は、10代から20代前半の若い世代に発症することがあり、進行のスピードが非常に速いのが特徴です。歯ぐきの見た目に大きな異常がなくても、奥の歯を支える骨が急激に破壊されていく可能性もあります。原因としては、遺伝的な体質や免疫の働き方、特定の細菌への反応などが影響するとされています。
ただし、初期段階での症状がわかりづらいため見逃されやすく、気づいたときには歯にぐらつきが出るほど進行していることもあります。家族や親戚に歯周病の人が多い場合や、歯ぐきに変化が見られた場合は、早めに歯科医院で診てもらいましょう。
子どもが歯周病になる原因

子どもの歯ぐきが炎症を起こしてしまうのには、いくつかの生活習慣が関係しています。
糖分を含む飲食物の摂取が多い
甘いお菓子やジュースなど、糖分を多く含む飲食物を頻繁に摂取していると、口の中にいる細菌がその糖分を栄養にして繁殖しやすくなります。これにより、歯ぐきの炎症や歯周病の原因となるプラークが増加してしまうのです。
特に、間食の回数が多く、食べ物や飲み物をだらだらと口にしている状態が続くと、口の中が常に酸性に傾いて細菌が活発に活動しやすい環境になります。歯を守るためには、糖分を含む食品の摂取は時間や回数を意識してコントロールすることが大切です。
歯磨きが不十分
子どもが歯周病になる大きな原因のひとつが、歯を正しく磨けていないことです。特に小さなお子さんは、手先の器用さがまだ発達していないため、歯ブラシがしっかり歯ぐきのまわりまで届かないことが多くあります。奥歯のすきまや歯と歯の間は汚れがたまりやすい場所で、そこに細菌が残ると歯ぐきが炎症を起こしやすくなります。
また、保護者の方の仕上げ磨きがないと、どうしても磨き残しが多くなります。毎日の歯磨きを丁寧に行うことが、歯ぐきの健康を守るためにとても大切なのです。
歯並びが悪い
歯並びが悪いと、歯と歯が重なったり隙間ができたりして、歯ブラシが届きにくい部分が生じます。その結果、磨き残しが増えて、プラークがたまりやすくなり、歯ぐきに炎症を起こすことがあります。
また、噛み合わせが悪いと、一部の歯にだけ強い力が加わることで歯ぐきにも負担がかかりやすくなります。こうした状態が続くと、歯周病の原因となる細菌が増殖しやすくなるのです。
歯並びが気になる場合は、早めに歯科医院で相談し、必要に応じて矯正治療を検討することが大切です。
口呼吸の習慣
口呼吸も、歯周病を引き起こす原因のひとつです。通常、鼻から呼吸をすることによって、口の中の乾燥を防ぎ、唾液の働きにより細菌の増殖を抑えています。しかし、口呼吸の習慣があると口腔内が常に乾燥した状態になり、唾液の自浄作用が十分に機能しにくくなります。
その結果、歯ぐきの炎症が起こりやすくなり、歯周病のリスクが高まるのです。
子どもが歯周病になるのを防ぐには

子どもが歯周病になるのを防ぐためには、日々の生活の中で予防を意識することが大切です。以下のポイントを押さえて、お子さまの歯周病を予防していきましょう。
正しい歯磨きの習慣を身につける
歯周病を予防するうえで最も基本となるのが、正しい歯磨きの習慣です。
子どもはまだ手先の動きが未熟なため、プラークをしっかり落とすことが難しい場合があります。そのため、保護者が毎日寝る前などに仕上げ磨きを行うことが大切です。歯ブラシは鉛筆を持つように軽く握り、小刻みに動かして1本ずつていねいに磨いていきましょう。
特に、歯と歯ぐきの境目や奥歯の溝などは汚れがたまりやすいため、意識して磨くことが必要です。歯磨き剤には発泡剤が少ない子ども用のものを使うと、泡で見えにくくならず、しっかり磨きやすいです。また、デンタルフロスや歯間ブラシを使うことで、歯と歯の間のプラークも取り除けます。
小さなうちからこれらのケアを習慣にしておくと、将来の口腔トラブルの予防にもつながります。
食生活の改善
食生活は、歯ぐきや口の中の細菌に大きく関わります。甘いお菓子やジュースを頻繁にとっていると、歯のまわりにプラークがつきやすくなり、歯周病や虫歯になりやすくなるのです。
おやつを食べるときは時間を決める、だらだら食べをしない、水分補給はジュースではなくお水にするなど、日々の食生活で工夫を取り入れることが大切です。また、野菜や噛みごたえのある食材をよく噛んで食べることで、唾液がよく出て、お口の中が自然にきれいになります。
日々の食事の積み重ねが、歯ぐきの健康につながるのです。
歯並びや噛み合わせを整える
歯並びや噛み合わせが悪いと、歯ブラシが届きにくい部分が増え、プラークが溜まりやすくなります。これが歯ぐきの炎症を引き起こし、歯周病の原因となることがあります。
必要に応じて矯正治療を検討することで、見た目の改善だけでなくお口の健康維持にもつながります。
定期的に歯科検診を受ける
子ども自身や保護者だけでは、歯ぐきや歯の状態の変化を正確に見極めることは難しいものです。そのため、3か月から6か月に一度に定期検診を受けることが大切です。
歯科医院では、歯ぐきの炎症や歯石の付着などの異常を早期に発見でき、必要に応じてクリーニングやフッ素塗布などの処置を受けることができます。また、検診時に歯みがきの仕方や生活習慣についてのアドバイスをもらうことで、日常的なケアの質を向上させられるでしょう。
定期的な通院を通じて、歯周病の予防意識を高めることが重要です。
まとめ

歯周病は大人だけの病気と思われがちですが、子どもにも決して無関係ではありません。歯ぐきの赤みや出血といったサインを見逃さず、日々の口腔ケアを丁寧に行うことが、健康な口内を維持するために欠かせません。
歯並びや噛み合わせといった要素も歯ぐきの健康に影響を与えるため、必要に応じて専門的なケアを受けることも大切です。何より、定期的に歯科検診を受けることで、早期発見・早期対応が可能になります。
お子さまの歯周病にお悩みの方は、平塚市真田、小田急小田原線「東海大学前駅」より徒歩13分にある歯医者「湘南パーク歯科・矯正クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、「患者さんファースト」の姿勢で、虫歯・歯周病治療だけでなく、インプラント治療や矯正治療などさまざまな診療にあたっています。当院のホームページはこちら、ネット予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

■この記事の監修者
上明戸 健史
経歴
- 神奈川県藤沢市出身
- 日本大学松戸歯学部 卒業
- 日本大学松戸歯学部附属病院 勤務
- 医療法人社団大伸会 三国歯科医院 勤務
- たんぽぽ歯科医院 勤務
- 上明戸歯科医院 非常勤
- 戸越銀座通り歯科 勤務
- 2018年9月 湘南パーク歯科・矯正クリニック 開業
修了研修・学会等
- インビザラインドクター認定医
- 日本小児歯科学会
- IDIA(国際インプラント学会)認定医・専門医
- 日本睡眠歯科学会
- 臨床歯科麻酔管理指導医

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