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入れ歯やインプラントは8020に含まれる?「自分の歯」の本当の価値

入れ歯やインプラントは8020に含まれる?「自分の歯」の本当の価値


はじめに

「8020運動って、インプラントや差し歯も数に入れていいの?」 「親知らずが残っていたら、それはカウントされる?」 8020運動について詳しく知ろうとしたとき、このような疑問を持たれる方は非常に多いです。

現代の歯科治療技術は素晴らしく、失った歯を補う方法はたくさんあります。しかし、**「天然の歯(自分の歯)」「人工の歯」**には、超えられない壁があることも事実です。

この記事では、**8020運動における「歯の本数」の数え方(定義)と、入れ歯やインプラントでは完全に再現できない「天然歯の本当の価値」**について解説します。この記事を読むことで、今ある自分の歯がいかに貴重な財産であるかを知り、それを守るモチベーションが高まります。

8020の定義と「天然歯」にしかない特別な機能

まずは、よくある疑問である「数の数え方」からクリアにしていきましょう。

8020における「歯」のカウント方法

厚生労働省や日本歯科医師会の基準では、以下のように定義されています。

  • 対象となる歯: 自分の歯(天然歯)。治療済みであっても、歯の根っこ(歯根)が残っているものはカウントされます。

    • 差し歯(クラウン): 根っこが残っているので「1本」と数えます。

    • 親知らず: 正常に生えていて機能していればカウントされます。

    • 残根(根っこだけ): 完全に埋まっているなど機能していない場合はカウントされないことがあります。

  • 対象外: 入れ歯(義歯)やインプラントブリッジのダミー部分(ポンティック)は、自分の歯ではないため、基本的には8020の本数には含まれません

※ただし、インプラントや入れ歯を入れること自体が悪いわけではありません。「噛める機能」を回復させることは非常に重要であり、広い意味での健康維持には不可欠です。

人工物では再現できない「歯根膜」の役割

なぜ、ここまで「自分の歯」にこだわるのでしょうか?それは、天然歯の根元にある**「歯根膜(しこんまく)」**という組織が、人工物にはない決定的な機能を持っているからです。

繊細なセンサーとクッション

  • 噛み応えの感知: 歯根膜は、髪の毛一本噛んでも分かるほどの超高感度センサーです。「硬い」「柔らかい」「粘り気がある」といった食感を脳に伝え、食事の美味しさを倍増させます。

  • 力のコントロール: 無意識のうちに噛む力を調整し、歯や顎への負担を和らげるクッションの役割を果たします。

  • インプラントとの違い: インプラントは骨と直接結合するため、この歯根膜がありません。そのため、噛む力加減が難しかったり、食感が天然歯とは異なったりすることがあります。

まとめ

8020運動の定義上、インプラントや入れ歯は本数に含まれません。これは、**「歯根膜」**を持つ天然の歯こそが、脳への刺激や食事の喜びにおいて最高のパートナーだからです。

しかし、もし歯を失ってしまっても悲観しないでください。大切なのは「現在ある歯をこれ以上失わないこと」と、「適切な治療で噛む機能を維持すること」です。

あなたの口の中に残っている天然歯は、何百万円のインプラントよりも価値がある、二度と手に入らない宝石です。その一本一本を大切にするために、今日から丁寧なケアと定期検診を続けていきましょう。


参考文献

  • 厚生労働省:e-ヘルスネット「8020運動とは」

  • 日本歯科医師会:歯の数え方と8020運動

  • 日本歯周病学会:歯根膜の機能について


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