子どもの口呼吸を放置するリスク!原因と改善方法も
こんにちは。平塚市真田、小田急小田原線「東海大学前駅」より徒歩13分にある歯医者「湘南パーク歯科・矯正クリニック」です。
子どもがテレビを見ているときや寝ているときに、口がぽかんと開いていることはありませんか。普段から口を開けている場合、口呼吸が習慣になっている可能性があります。
子どもの口呼吸は単なる癖と思われがちですが、実際にはさまざまな原因が関係していることがあります。また、口呼吸が続くと、口の中の健康や歯並び、睡眠などに影響する可能性もあるため、注意が必要です。
では、子どもが口呼吸になるのはなぜなのでしょうか。また、口呼吸を放置するとどのような問題が起こり、改善するためにはどうすればよいのでしょうか。
この記事では、子どもが口呼吸になる原因や放置するリスク、改善するための方法について解説します。
口呼吸とは

口呼吸とは、鼻ではなく、主に口を使って呼吸することです。
私たちは普段、安静にしているときは鼻で呼吸していますが、激しい運動をしたときなどには口からも空気を取り込みます。このような一時的な口呼吸は自然な反応ですが、安静にしているときも口で呼吸する状態が続いている場合は、日常的な口呼吸と考えられます。
鼻には、吸い込んだ空気を温めたり、湿らせたりする働きがあります。また、鼻毛や鼻の粘膜には、空気中のほこりや花粉などを捕らえる役割もあります。つまり、鼻は空気を取り込むだけでなく、体に入る空気の状態を整える働きも担っているのです。
子どもが口呼吸になる原因

子どもが口呼吸になる原因には、鼻の通りの悪さや口周りの筋肉の働き、普段の姿勢などが関係しています。ここでは、それぞれの原因について詳しく解説します。
鼻づまりやアレルギー性鼻炎
子どもが口呼吸になる原因の一つが、鼻づまりです。風邪やアレルギー性鼻炎などで鼻がつまると、鼻から十分に空気を吸えなくなり、口で呼吸することが増えます。
特にアレルギー性鼻炎は、花粉やダニ、ハウスダストなどによって、くしゃみや鼻水、鼻づまりが起こる病気です。鼻づまりが長く続くと、起きているときだけでなく、寝ている間も口で呼吸することがあります。
また、鼻の奥にあるアデノイドという組織が大きくなると、空気の通り道が狭くなり、口呼吸が増えることもあります。
このように、鼻の通りが悪いことが原因で口呼吸になっている場合は、耳鼻咽喉科で診てもらうことが大切です。
口周りの筋肉の発達不足
口周りの筋肉が十分に発達していないことも、子どもが口呼吸になる原因の一つです。特に、唇を閉じる筋肉の力が弱いと、口を閉じた状態を保ちにくくなります。また、舌の動きや位置も重要です。通常、口を閉じているときは、舌が上顎に軽く触れています。
しかし、舌を持ち上げる力が弱いと、舌が下がった位置にとどまり、口を閉じにくくなることがあります。
唇や舌の筋肉は、食べる、飲み込む、話すといった日常の動作でも使われています。普段から口を閉じにくそうにしている場合は、歯科医院で唇や舌の働きを確認してもらいましょう。
姿勢の悪さ
姿勢の悪さも、子どもが口呼吸になる原因の一つと考えられています。特に、スマートフォンやタブレットを見るときに、背中を丸めたり、頭を前に突き出したりする姿勢には注意が必要です。
頭が前に出ると、下顎の位置が変わり、口が開きやすくなることがあります。そのため、普段から背筋を伸ばし、頭が前に出すぎない姿勢を意識することが大切です。
子どもの口呼吸を放置するリスク

子どもの口呼吸が長く続くと、虫歯や口臭など、口の中のトラブルが起こりやすくなるほか、歯並びや睡眠にも影響する可能性があります。ここでは、口呼吸を放置することで考えられるリスクについて解説します。
虫歯や歯周病になるリスクが高まる
口呼吸が続くと、口の中が乾燥しやすくなり、虫歯や歯ぐきの炎症が起こりやすくなります。本来、唾液には食べかすを洗い流したり、虫歯の原因となる酸を弱めたりする働きがあります。
しかし、口呼吸によって口の中が乾燥すると、唾液が十分に行き渡らず、虫歯のリスクが高まるのです。また、歯ぐきが乾燥することで、炎症が起こる場合もあります。
口臭が発生しやすくなる
口呼吸が続くと、口の中が乾燥し、口臭が強くなることがあります。唾液には細菌や食べかすを洗い流す働きがありますが、口の中が乾燥すると、その働きが弱くなるためです。
口臭の主な原因は、口の中の細菌が食べかすや舌の汚れなどを分解するときに発生する、においのある物質です。特に寝ている間は唾液の量が減るため、口呼吸をしている子どもは、朝起きたときに口臭が気になることもあるでしょう。
歯並びや噛み合わせが悪くなる
口呼吸が長く続くと、子どもの歯並びや噛み合わせに影響することがあります。歯並びは、顎の成長だけでなく、舌や唇、頬から加わる力によっても変わります。普段、口を閉じているときは、舌が上顎に軽く触れ、唇や頬とともに歯の位置を保つ役割を果たしているのです。
しかし、口呼吸で口が開いた状態が続くと、舌が下がった位置にとどまり、歯に加わる力のバランスが変わる場合があります。その結果、上の前歯が前に出る出っ歯や、奥歯を噛み合わせても前歯が閉じない開咬などが見られることもあります。
睡眠の質に影響する可能性がある
子どもが寝ている間も口呼吸をしている場合、鼻や喉の空気の通り道が狭くなっていることがあります。特に、鼻の奥にあるアデノイドや喉の扁桃が大きいと、いびきや呼吸の乱れが起こる場合があるのです。
注意したいのが、睡眠中に呼吸が何度も止まったり、弱くなったりする睡眠時無呼吸症候群です。子どもでも発症することがあり、十分に眠れず、日中の眠気や集中力の低下が見られることもあります。
風邪やインフルエンザにかかりやすくなる
口呼吸が続くと、鼻が持つウイルスや異物を取り除く働きを十分に利用できなくなります。本来、鼻には吸い込んだ空気を温めたり、湿らせたりする働きがあります。また、鼻毛や粘膜が空気中の異物を捕らえ、体の外へ排出する役割も担っているのです。
しかし、口呼吸では空気が鼻を通らずに入るため、ウイルスを含む飛沫などが喉に直接届きやすくなります。さらに、口や喉が乾燥すると、粘膜が異物を外へ運び出す働きも弱まることがあります。
このように、鼻が持つウイルスや細菌を取り除く働きが十分に発揮されないと、風邪やインフルエンザなどにかかるリスクが高まるのです。
子どもの口呼吸を改善するには

子どもの口呼吸を改善するには、まず原因を知り、それに合った対処をすることが大切です。ここでは、口呼吸を改善するための方法について詳しく解説します。
鼻づまりを改善する
鼻づまりが原因で口呼吸になっている場合は、まず鼻の通りをよくすることが大切です。鼻がつまったままでは、子どもに口を閉じるように伝えても、鼻で呼吸するのは難しいでしょう。
鼻づまりが続く場合は、耳鼻咽喉科で診てもらい、原因に合った治療を受ける必要があります。鼻の通りがよくなれば、鼻で呼吸しやすくなるでしょう。
また、鼻の奥にあるアデノイドや喉の扁桃が大きくなっている場合も、鼻呼吸が難しくなることがあります。特に、いびきが続いたり、寝ている間に呼吸が止まったりする場合は、早めに耳鼻咽喉科で相談しましょう。
鼻がつまっているときは、無理に口を閉じさせるのではなく、鼻づまりの原因を取り除くことが大切です。
姿勢を正す
子どもの口呼吸を改善するためには、普段の姿勢を見直すことも大切です。背中を丸めたり、頭を前に突き出したりする姿勢は、下顎の位置が変わり、口が開きやすくなる場合があります。
特に、スマートフォンやタブレットを見るときは、画面を低い位置に置かず、背筋を伸ばして見られるようにしましょう。また、食事中は椅子や机の高さを調整し、足の裏が床や足台につくようにすると、安定した姿勢を保ちやすくなります。
口周りの筋肉を鍛える
唇を閉じる力や舌の動きが弱い場合は、口周りの筋肉を鍛えるトレーニングが役立つことがあります。
歯科医院では、唇や舌の動きを確認し、必要に応じて口腔筋機能療法(MFT)という訓練を行います。これは、唇を閉じる力や舌の正しい使い方を身につけるためのトレーニングです。
具体的には、唇を閉じた状態を保つ練習や、舌を上顎の正しい位置に置く練習などがあります。また「あ・い・う・べ」と口を大きく動かすあいうべ体操も、口周りの筋肉を動かす方法の一つです。
こうした練習は、毎日少しずつ続けることが大切です。子どもが無理なく取り組めるよう、歯科医師に教わった方法を家庭でも実践してみましょう。
必要に応じて矯正治療を検討する
歯並びや顎の形によって口を閉じにくくなっている場合は、矯正治療を検討することがあります。
例えば、上の前歯が大きく前に出ていると、唇を自然に閉じるのが難しくなる場合があります。このような場合は、歯科医院で歯並びや噛み合わせ、顎の成長を確認し、必要に応じて矯正治療を検討します。
子どもの矯正治療を始める時期は、歯の生えかわりや顎の成長によって異なります。口呼吸と歯並びの両方が気になる場合は、歯科医院で相談してみましょう。
まとめ

子どもの口呼吸は、鼻づまりやアレルギー性鼻炎、口周りの筋肉の働き、歯並びなど、さまざまな原因で起こります。普段から口が開いている場合は、鼻で呼吸しにくくなっていないか、生活の中で様子を確認してみましょう。
口呼吸が続くと、口の中が乾燥して虫歯や口臭が発生しやすくなるほか、歯並びや噛み合わせ、睡眠にも影響する可能性があります。
改善するためには、まず原因を調べることが大切です。鼻づまりがあれば耳鼻咽喉科で相談し、口周りの筋肉の働きや歯並びが気になる場合は、歯科医院で診てもらいましょう。姿勢の見直しや口周りのトレーニングが役立つ場合もあります。
子どもの口呼吸が気になるときは、無理に口を閉じさせるのではなく、原因に合った方法で改善を目指しましょう。
お子さんのお口の健康を守りたいとお考えの保護者の方は、平塚市真田、小田急小田原線「東海大学前駅」より徒歩13分にある歯医者「湘南パーク歯科・矯正クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、「患者さんファースト」の姿勢で、虫歯・歯周病治療だけでなく、インプラント治療や矯正治療などさまざまな診療にあたっています。当院のホームページはこちら、ネット予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

■この記事の監修者
上明戸 健史
経歴
- 神奈川県藤沢市出身
- 日本大学松戸歯学部 卒業
- 日本大学松戸歯学部附属病院 勤務
- 医療法人社団大伸会 三国歯科医院 勤務
- たんぽぽ歯科医院 勤務
- 上明戸歯科医院 非常勤
- 戸越銀座通り歯科 勤務
- 2018年9月 湘南パーク歯科・矯正クリニック 開業
修了研修・学会等
- インビザラインドクター認定医
- 日本小児歯科学会
- IDIA(国際インプラント学会)認定医・専門医
- 日本睡眠歯科学会
- 臨床歯科麻酔管理指導医

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