マウスピース矯正中に装置が浮くのはどうして?原因と対処法
こんにちは。平塚市真田、小田急小田原線「東海大学前駅」より徒歩13分にある歯医者「湘南パーク歯科・矯正クリニック」です。
マウスピース矯正は、透明で目立ちにくい装置を使用することから、多くの方に選ばれている矯正方法です。お口の中に装着するだけで矯正治療を進められるため、痛みに対して不安を抱いている方や、矯正治療中の見た目が気になる方にも選ばれています。
一方で、マウスピースの浮きに悩む方も少なからずいらっしゃいます。装置が歯にしっかりとフィットしていない状態では、歯の動きに悪影響を及ぼす可能性もあるため、注意が必要です。
今回は、マウスピース矯正の概要や、装置が浮く原因、浮いたまま放置するリスク、浮いた時の対処法について解説していきます。マウスピース矯正中の方は、ぜひ参考にしてください。
マウスピース矯正とは

マウスピース矯正とは、透明なプラスチックで作られた取り外し可能な装置を使って、歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。従来のワイヤー矯正に比べて目立ちにくく、見た目を気にする方に人気があります。
治療は複数枚のマウスピースを段階的に交換しながら進めていきます。1日20〜22時間ほど装着し、歯の動きに合わせて歯科医院の指示のもと新しいマウスピースへと交換して歯を移動させていきます。矯正の進み方には個人差がありますが、軽度から中等度の歯並びの乱れには対応可能です。
一方で、マウスピースの装着時間を守らなければ治療が計画どおりに進まないといったデメリットがあります。治療効果を得るには、決められたルールを守ることが重要なのです。
マウスピース矯正中に装置が浮く原因

装置が浮くのにはいくつかの理由があります。ここでは、よくある原因を一つずつ見ていきましょう。
装着時間が不足している
マウスピース矯正では、1日20〜22時間以上の装置の装着が基本とされています。これは、歯に持続的な力をかけて動かすために必要な時間です。装着時間が不足すると、歯の移動が十分に進まず、マウスピースの形と歯の位置にズレが生じて、装置が浮く原因となります。
マウスピースは歯科医師が計画した通りの動きを前提として作られているため、決められた時間装着しないと歯が予定の位置に到達しません。その結果、次の段階のマウスピースを装着したときに、ぴったりはまらない、フィットしないといった問題が起こりやすくなります。
また、装着時間が短い状態で矯正を続けると、治療が長引くだけでなく、治療効果自体が十分に得られなくなるリスクもあります。装着時間の管理は、マウスピース矯正の成功において非常に重要なポイントといえるでしょう。
虫歯や歯周病になっている
マウスピースは歯にぴったりと合うように作られているため、歯や歯ぐきの状態が変化すると装着感に影響が出ることがあります。
たとえば、虫歯によって歯の形が変わった場合や、歯周病によって歯ぐきが腫れたり歯が動いたりすると、マウスピースがしっかりとはまらなくなることがあります。
こうしたトラブルが進行すると、矯正治療にも悪影響を及ぼす可能性があります。
装置の交換のタイミングがずれている
マウスピース矯正では、決められたスケジュールに従って装置を順番に交換していくことで、少しずつ歯を動かしていきます。次の装置に早く交換しすぎたり、逆に交換が遅れたりすると、歯が正しく動かず装着時にフィットしないことがあります。また、自己判断で交換のタイミングを変えてしまうと、計画全体にずれが生じることもあります。
歯科医院から指示された装着期間を守ることが、トラブルを防ぐうえではとても大切です。
装置の変形・破損
マウスピースは薄くて繊細な素材でできているため、変形や破損が起こることがあります。装着中に強い力が加わったり、落としたりしたことでわずかに変形すると、装置が歯にしっかりはまらなくなる場合があります。
また、高温の飲み物を口に含んだままマウスピースを装着したり、熱い場所に放置したりすると、マウスピースが変形する恐れがあります。装置が変形すると浮きが生じやすい状態になるため、取り扱いや保管には注意が必要です。
マウスピース矯正の装置が浮いたままだと

マウスピースがきちんとフィットしていない状態が続くと、計画通りに歯が動かなくなるおそれがあります。装置が浮いたままの状態は、歯に十分な力が加わらない時間が続くことになり、治療の進行に悪影響を及ぼしかねません。
このような状態を放置すると、結果としてマウスピースの作り直しや追加の治療が必要になる場合があり、余計な時間と費用がかかることもあります。そのため、早めの対応が非常に重要です。
マウスピース矯正中に装置が浮くときの対処法

マウスピースがしっかりとはまらないと感じたときには、まず原因を見極め、適切な対応をとることが大切です。ここでは、マウスピースが浮いたときに実践できる対処法をご紹介します。
装着時間を見直す
基本的に、マウスピースは1日20〜22時間装着する必要があります。食事や会話、うっかり外したまま忘れるなど、知らず知らずのうちに装着時間が不足しているケースもあります。装着時間が足りないと、歯に十分な力がかからず、計画通りに動かすことができません。
マウスピースが浮いていると感じたら、まずは実際にどれだけの時間装着できているかを見直してみましょう。スマートフォンのアラームやタイマー機能、記録用アプリを活用すると、装着状況を客観的に把握できます。
チューイーを使う
チューイーとは、マウスピースと歯列を密着させるための柔らかいシリコン製の補助器具です。マウスピースを歯列に嵌めた後に噛むことで、装置を歯にしっかりと密着させてくれます。
マウスピースが浮いていると感じたときでも、チューイーを使って毎回丁寧に装着することで、装置がフィットしやすくなります。
交換のスケジュールを調整する
マウスピースの装着時間が足りなかったり、歯の動きが計画より遅れていたりすると、次のマウスピースがうまくフィットしない場合があります。このようなときは、次のステップに移るタイミングを少し遅らせて、今のマウスピースでの歯に移動を完了させてから交換すると、マウスピースと歯列のずれを解消できるかもしれません。
ただし、自己判断でスケジュールを変えるのではなく、歯科医師に相談しましょう。
歯科医院を受診する
自分で対処できない場合や、浮きがひどくなった場合は、すぐに歯科医院を受診しましょう。マウスピースの調整や治療計画の変更が必要な場合もあります。特に、痛みがあるときや、アタッチメントが外れたり破損したりしている場合は、放置せず早めに受診することが大切です。
装置の破損や変形がある場合
マウスピースにひび割れや変形があると、歯にしっかりと密着せず、浮き上がった状態になります。このような場合は無理に使い続けず、できるだけ早く歯科医院に相談しましょう。
状態によっては新しいマウスピースを作製する必要があります。破損を防ぐためにも、飲食時には必ず装置を外し、硬いものを噛んだり装置を曲げたりしないように注意してください。
日常のケアにも気を配る
マウスピースがしっかりと歯列にフィットする状態を維持するためには、毎日のケアも欠かせません。装置は丁寧に洗浄し、清潔な状態で使用することが大切です。
また、毎日同じ時間に装着を開始するなど、ルーティンを持つことで着脱の忘れを防ぎやすくなります。さらに、硬い食べ物や粘着性の高い食品を避けることで、装置へのダメージを減らしやすくなります。
まとめ

マウスピース矯正中に装置が浮くのは、決して珍しいことではありません。原因としては、装着時間の不足や装置の変形、虫歯や歯周病による歯や歯ぐきの状態変化、交換スケジュールの乱れなどが考えられます。
マウスピースが浮いたままでは歯に矯正力が正しく伝わらず、治療が計画通りに進まなくなります。結果的に、治療の期間が延びたり、再製作が必要になったりすることもあります。
浮いていると感じたときは、チューイーを使う、装着時間を見直す、スケジュールを調整するなどの対処法がありますが、セルフケアだけで解決しない場合は早めに歯科医院を受診しましょう。
マウスピース矯正を検討されている方は、平塚市真田、小田急小田原線「東海大学前駅」より徒歩13分にある歯医者「湘南パーク歯科・矯正クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、「患者さんファースト」の姿勢で、虫歯・歯周病治療だけでなく、インプラント治療や矯正治療などさまざまな診療にあたっています。当院のホームページはこちら、ネット予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

■この記事の監修者
上明戸 健史
経歴
- 神奈川県藤沢市出身
- 日本大学松戸歯学部 卒業
- 日本大学松戸歯学部附属病院 勤務
- 医療法人社団大伸会 三国歯科医院 勤務
- たんぽぽ歯科医院 勤務
- 上明戸歯科医院 非常勤
- 戸越銀座通り歯科 勤務
- 2018年9月 湘南パーク歯科・矯正クリニック 開業
修了研修・学会等
- インビザラインドクター認定医
- 日本小児歯科学会
- IDIA(国際インプラント学会)認定医・専門医
- 日本睡眠歯科学会
- 臨床歯科麻酔管理指導医

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