なぜ「20本」なの?歯の本数と噛める食品の意外な関係
はじめに
「歯が数本抜けてしまったけれど、まだご飯は食べられるから大丈夫」 そんな風に考えて、抜けた歯をそのままにしていませんか?また、なぜ8020運動の目標が「15本」でも「25本」でもなく、**「20本」**なのか疑問に思ったことはないでしょうか。
その油断、実は将来の食生活を大きく左右するかもしれません。歯の本数が減ることは、単に見た目が変わるだけでなく、「食べられるもの」が制限され、全身の栄養状態にまで影響を及ぼすのです。
この記事では、歯の本数と噛める食品の密接な関係、そしてなぜ**「20本」**が健康維持のボーダーラインなのかを科学的根拠に基づいて解説します。この記事を読むことで、1本の歯の価値を再認識し、失った歯を放置することのリスクと、噛める喜びを守るための対策が明確になります。
「噛める」限界ラインはここ!本数別・食生活の変化
歯科医学的に、20本という数字は適当に決められたものではありません。「親知らずを除く28本の歯のうち、20本以上あれば、ほとんどの食品を噛み砕くことができ、食生活に満足できる」という調査結果に基づいています。
歯の本数と噛める食品の目安
公益財団法人8020推進財団の調査によると、歯の本数によって噛める食品には以下のような明確な境界線があります。
20本以上:何でも美味しく食べられる
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噛めるもの: フランスパン、堅焼きせんべい、スルメ、たくあん、酢だこ
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状態: 咀嚼(そしゃく)機能はほぼ正常です。硬いものや弾力のあるものも問題なく楽しめます。
10〜19本:少し硬いものが苦手になる
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噛めるもの: ご飯、うどん、揚げ物、かまぼこ、ハンバーグ
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噛みにくいもの: スルメや堅焼きせんべいなどの硬い食品は避けるようになります。
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リスク: 繊維質の野菜や硬い肉を避けがちになり、柔らかい炭水化物中心の食事に偏る可能性があります。
9本以下:柔らかいものしか食べられなくなる
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噛めるもの: お粥、食パン、バナナ、煮魚
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リスク: 咀嚼力が著しく低下し、食事の楽しみが減るだけでなく、低栄養やフレイル(虚弱)のリスクが急激に高まります。
なぜ20本を切ると一気に噛めなくなるのか
歯は上下が噛み合って初めて機能を果たします。
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噛み合わせの喪失: 1本歯を失うと、対になる歯も機能を失うため、実質的に「2本分」の噛む力が失われることになります。
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ドミノ倒し: 20本を下回ると、残った歯に過度な負担がかかり、さらに歯を失うスピードが加速する「負の連鎖」が始まります。
20本を維持、または回復するために
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予防: 今ある歯を一本も失わないための定期検診とセルフケアの徹底。
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治療: もし歯を失ってしまった場合でも、入れ歯(義歯)、ブリッジ、インプラントなどで噛み合わせを回復させれば、「機能的な歯の本数」を取り戻すことができます。放置しないことが最も重要です。
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悩みは一人で抱え込まず、今日からできる対策を始めてみましょう。適切な生活習慣と口腔ケアで、口臭の悩みから解放され、自信を持って笑顔で過ごせる毎日を取り戻せます。
まとめ
**「20本」**という数字は、一生涯、好きなものを美味しく食べ続けるための最低ラインです。フランスパンやお肉、たくあんを噛み締められる喜びは、健康な歯があってこそ成り立ちます。
「最近、硬いものが食べにくいな」と感じたら、それは歯からのSOSかもしれません。悩みは一人で抱え込まず、すぐに歯科医院へ相談しましょう。失った歯を補うこと、そして残りの歯を守ることで、いつまでも食卓を笑顔で囲める毎日を維持してください。
参考文献
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公益財団法人8020推進財団:歯の本数と噛めるもの
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日本歯科医師会:食と健康の関連性について
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厚生労働省 e-ヘルスネット:歯の喪失と食生活

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