33.【口臭と薬の副作用】服用中の薬が口臭の原因に?その対策を解説
はじめに
もしかして、歯磨きをしっかりしているのに口臭が気になる、と感じていませんか?「もしかして病気かな?」「どうしてだろう」と不安に思われている方もいらっしゃるかもしれません。実は、そのお悩み、現在服用している薬が原因となっている可能性があります。
お口の中は常に唾液で潤っていますが、一部の薬には、この唾液の分泌を抑えてしまう副作用があるのです。唾液が減るとお口の中が乾燥し、それが口臭につながることがあります。
この記事では、口臭の原因となり得る薬の種類と、その対処法について詳しく解説します。この記事を読めば、あなたの口臭の原因が明らかになり、今日からできる対策がわかります。
薬の副作用が口臭を引き起こすメカニズム
「なぜ薬が口臭につながるの?」と疑問に思われるかもしれません。その答えは、唾液の減少にあります。
唾液には、お口の中の食べかすを洗い流したり、細菌の繁殖を抑えたりする重要な役割があります。しかし、一部の薬の副作用として唾液の分泌が減ると、お口の中が乾燥した状態になります。これをドライマウスといいます。
ドライマウスになると、お口の中の自浄作用が低下し、細菌が繁殖しやすい環境になります。これらの細菌が、舌の表面にある「舌苔(ぜったい)」や、歯周ポケットの奥にたまり、そこから不快な臭いを放つガスが発生します。これが、薬の副作用による口臭の主な原因です。
とくに、以下の種類の薬には、唾液の分泌を抑える作用があることが知られています。
- 抗アスタミン薬(アレルギーや風邪薬)
- 抗うつ薬、精神安定剤
- 降圧薬
- 一部の利尿薬
- パーキンソン病治療薬
これらの薬を服用している方は、口臭が悪化する可能性があることを頭に入れておくと良いでしょう。
具体的な解決策・対策の提示
薬の服用を中断することは危険を伴いますので、自己判断でやめることは絶対に避けてください。しかし、以下のような対策を行うことで、口臭の改善を期待できます。
- こまめな水分補給
お口の中の乾燥を防ぐため、こまめに水分を補給することが大切です。とくに、お茶やジュースではなく、お水で口を潤すようにしましょう。また、口の中を湿らせるだけでなく、喉を潤すことにもつながり、唾液腺を刺激する効果も期待できます。
- 唾液腺マッサージ
唾液腺を刺激するマッサージも効果的です。耳の下あたりにある「耳下腺」、顎の付け根の内側にある「顎下腺」、顎の先端の裏側にある「舌下腺」をやさしくマッサージすることで、唾液の分泌を促すことができます。
【マッサージ方法】
- 耳下腺: 人差し指から小指までを頬に当て、円を描くようにやさしく回します。
- 顎下腺: 顎の骨の内側のくぼみに親指を当て、数回プッシュします。
- 舌下腺: 顎の先端の裏側に両手の親指を当て、下から押し上げるように押します。
- 歯科医師や薬剤師への相談
最も重要なのは、専門家である歯科医師や薬剤師に相談することです。服用している薬が原因である可能性を伝えれば、より専門的なアドバイスをもらうことができます。
【相談のポイント】
- 現在服用しているすべての薬をリストアップして持参する。
- いつから口臭が気になり始めたのか、服用開始時期と口臭が悪化した時期に重なりがないか確認する。
- 歯科医師に相談し、お口の中の衛生状態をチェックしてもらう。
- 薬剤師に相談し、同じ効果を持つ唾液の分泌を妨げにくい薬がないか確認する。
まとめ
歯磨きをしっかりしていても消えない口臭の原因は、薬の副作用によるドライマウスかもしれません。しかし、ご自身の判断で薬の服用をやめることは絶対にしないでください。
まずは、こまめな水分補給や唾液腺マッサージといった、今日からできる対策を試してみましょう。そして、一番大切なのは、一人で悩まずに、かかりつけの歯科医師や薬剤師に相談することです。適切なケアと専門家のアドバイスによって、自信を持って人と話せる毎日を取り戻せます。
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参考文献・リンク
- 公益社団法人 日本口腔外科学会「ドライマウスについて」
- 日本歯科医師会「歯とお口のQ&A」
- 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)「医薬品添付文書」
- 厚生労働省「医薬品の安全対策について」

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