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どうしても口臭が気になる

どうしても口臭が気になる


口臭恐怖症

 

大学病院の口臭外来などで診査を受けて「口臭が無い」と診断されても、口臭が気になるという方は、口臭恐怖症の可能性が高いようです。このような患者さんは、あちこちの病院を転々として、無駄で高価な歯科治療や手術などを受けることになりかねません。また、高価な口臭予防剤などを次々買い求めることもあります。

 

このような方は、他人の「鼻を指でこする」などの言動を見て、自分の口が臭いためと誤解するようです。時には、口臭のため居室や職場まで悪臭が充満すると考えたり、他人の「こそこそ話」でさえ、自分の口臭のためと誤解する方もいます。口臭恐怖症は、社会恐怖症などの疾病を抱えていることがあります。これに気づかない、あるいは気づきたくないという方も少なくありません。自殺するぐらい重症になることもあります。勇気を持って大学病院の心療歯科あるいは近くの心療内科などを受診するのが良いでしょう。

 

唾液を増やせば口臭は減りますか?

 

唾液と口臭

 

唾液と口臭の関係を図12に紹介します。唾液が減って口の粘膜が乾燥すると口臭は強くなります。したがって口が渇いてきた時、唾液を増やすと口臭は減ると考えられます。すなわち口が渇いている時、唾液を増やすためチューインガムをかむのは効果的です。

 

ところが逆に、口が渇いていない普通の人にガムベース(香料など一切含んでいないチューインガム)などをかんで、唾液を増やしても口臭原因物質は減りません。それどころか若干増えます。つまり、唾液分泌が健康な人では、唾液を増やしても口臭は減らないということになります。唾液の分泌量を増やせば口臭は減るというのは健康人の場合、大きな誤解です。

 

ストレスがあると口臭が出てくるような気がします

 

ストレスと口臭

 

ストレスと口臭の関係を100%証明するのは難しいのですが、おもしろい実験を図13に紹介します。大学生にとって試験は、特に大きなストレスです。そこで試験前、試験中、試験後の唾液分泌量と口臭原因物質濃度を測定しました。すると試験日は、唾液分泌量が減少し口臭原因物質が増えていました。

 

どうやら、ストレスにより唾液分泌が減少して口臭が強くなるようです。ストレスがある時は、チューインガムなどで唾液を増やせば口臭予防になるかもしれません。

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